日本スリッター工業株式会社は、フィルム、シート、不織布等のスリット加工委託業者。トップレベルの技術、装置でニーズに対応。大阪府高槻市。

スリッターとは?

スリッターとは?スリッターの歴史こんなところで役立っています

スリッターとは?

スリッター(Slitter/Rewinder)とは、工業用フィルムシート、各種ペーパー、アルミなどの金属箔を希望に応じて必要なサイズ幅にカット(Slitting)し、ロール状に巻き取っていく加工または、機械のことを指します。

イメージ:スリッターとは

スリット加工の工程は、基本的に原反から巻き出し、カット、巻き取るという非常に単純なもの。原反の素材・サイズ・スリットするサイズによって、対応する専用のスリット機によって加工をするのがベストです。しかし、複雑化する要望に、それぞれに対応する機械開発・導入は現実的に困難で、機械の調整やオペレーターの技術で対応しているのが現状。それに対応するためには、機械調整の技術とそれを持ち合わせた人材育成ができることが重要です。

例えば、製薬会社が薬の包材用に製膜メーカーよりフィルムを購入したとします。これら工業用フィルムは何メートルもある幅の広いサイズで量産されるので、そのままでは非常に扱いづらいもの。このとき、当社のようなスリット加工業者が中間加工メーカーとして、フィルム製造・販売会社と購入会社の間に入り、希望のサイズにフィルムを加工し、両者の手間隙をカットします。その要望は、各企業、内容によって異なるため、対応力とノウハウも必要です。

このように、生産現場の効率化や量産化に貢献する役割を担うスリット加工において、日本スリッター工業は、日本で最初のスリッターの委託業者として、約半世紀経過した現在も、スリット加工業のトップメーカーとして走り続けています。

トップメーカーとして走り続けるのには理由があります。知ってください当社のこと

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スリッターの歴史

スリット加工されたものは、包装材などをはじめ多くの企業との関わっていきます。さらに、一般家庭での生活でも、傷絆創膏や紙おむつなど知らず知らずのうちに使用しているものも多くあります。

スリット加工された商品は、意外と身近にあります。こんなところで役立っています。

イメージ:スリッターの歴史日本におけるスリット加工は、第二次世界大戦前においては、紙を中心とした枚葉品の手作業でした。しかし、戦後、汎用樹脂フィルム・シートの開発、生産が進みました。特に、今では国内で年間50億食以上が消費されているインスタントラーメンが登場したことは大きな要因です。これを契機に、包装関連の機械化が一気に進み、国内の加工機械メーカーが競って機械開発、改良を行いました。省人化、自動化、高速化、衛生化、大量生産の高度成長期に入ったのです。包装機械市場は、昭和35年(1960年)には40億円でしたが、昭和48年(1973年)には1,000億円に。急速な成長を遂げたのです。

イメージ:スリッターの歴史この成長を支えたのが、スリット加工といえるでしょう。大量生産・効率化を図るフィルムをはじめとした製膜メーカーは「より幅広く」「より長く」生産していきました。さらに、それを使用する2次加工、3次加工メーカーは多種多様の指定幅、長さに加工するための技術を必要としたのです。このような複雑化する要望の間には、スリット加工は必須の工程でした。

日本スリッター工業の創業は、昭和34年(1959年)です。包装業界が急成長を開始し、スリット加工に多くの需要が求められたこの時代の最初のスリット委託業者です。実際、インスタントラーメンのスリット加工を最初に手がけました。また、最盛期にはユーザーの納期、数量に応えるために、週に2〜3日間徹夜をすることも。今でこそ機械的な制御が可能となりましたが、当時は目視で印刷を追う必要がありました。

昭和48年(1978年)の第一次オイルショックを境に、高度成長化から安定成長に移行し、生産現場はこれまでの重厚長大から軽薄短小へ、1品大量生産から、多種多様小ロット生産へと変わってきました。これに伴って、各企業はそれに対応すべく体質改善を行い、品質管理(QC活動)が活発に行われるように。このような中で、スリット加工は多品種小ロットに対応するために、これまで以上に重要な工程となりました。

イメージ:スリッターの歴史昭和60年(1985年)頃から、コンピューター制御内臓の包装機械が登場し、よりシビアな対応が可能となると共に、スリット加工に対する要求品質もまた、より複雑化しシビアなものになってきました。よって、この頃から、設備に関する見直しとしてTPM(トータル・プロダクティブ・メンテナンス)という生産システムの効率化を図り、あらゆるロスを未然に防ぐ体制を整備。平成元年(1988年)のバブル期には、包装機械市場は4,000億円を越え、昭和35年(1960年)の40億円から考えると、100倍の成長を見せました。その後、ISO9000sの品質保証システム、ISO14000sの環境システムが、各メーカーの契約に必要不可欠になってきています。

日本スリッター工業は、スリッターの歴史における先駆者であり、リーダー企業として、トップを走り続けてきました。これは、日本の高度経済成長から現在まで移り変わる背景、ニーズに応え続け、ノウハウを蓄積し、貢献してきたからだと自負しています。

当社がスリット加工業を始めたきっかけはこちら。当社の歴史

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こんなところで役立っています

スリット加工された製品は、意外と皆様の身近にあります。 この機会に、スリッターのことに少しでも興味を持っていただけると幸いです。

イメージ:こんなところで役立っています

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当社の特長

日本スリッター工業株式会社 〒569-0031 大阪府高槻市大冠町1-16-5 TEL:072-670-1111 FAX:072-675-0022

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